7/22/2015

Susumu Yokota became particle

横田進さんが53歳で亡くなった事をちょうど一週間前くらいに聞いた。
でも実際になくなったのは今年、2015年の3月27日
長い病気のすえ永眠したそうです。

横田さんのレコード、本当になんどもなんども聞いたなぁ
東京でチルアウトのDJをしていた時、何度も何度も横田さんのレコードを選んだし、
ミックスにも何度も使った。いつもヘッドホンで聴いていたので細かい旋律と不並びのリズムとメロディに没頭した頃を凄く思い出した。 
とくに野外のレイブで何度もきいた。
やはり自然の中で聞くと彼の音楽はストーリーが凄く強くなる。
頭に風景と一緒にこのメロディがストーリーとして焼き付くから。
決して心地いいだけの音ではないんだけど、私は好き。

本当に本当にすきなアーティストなので 凄くショックでした。
ハラカミレイとDJ KLOCKが他界した時も かなりショックを受けたけど、
今回は なんだか随分遠くの世界に投げ出された気分になった。
海外にいて、彼の音楽を良く知っている友達とこの話題を共有出来ないっていうのも
その原因の一つかもしれないけど、なんだか大親友が亡くなったような気がした。 

横田さんが
”ぼくは将来、粉になりたい。粉はふっと吹いただけでバラバラになって、もう元のカタチには戻れない。ぼくは死ぬ直前に白い粉になりたい。いまは粉になるためのプロセスだと思っている」” と言っていたと言う事を 
http://www.ele-king.net/news/rip/004555/
↑で読んだのですが、 とても面白い考え方だと思いました。

私は今生きている時間を どういう形で 表現して、一体何を残せるのかなと
よく考える事はあるけど、
反対にプロデューサーやアーティスト、常に何かを表現して制作し続けているひと達は
反対になにも表現しない状態を ”粉になる”  と感じたのかもしれない。

白い粉はキラキラ光って微粒子になって宇宙まで舞い上がって消える。
でもまたいつか きっと 別の表現者として戻って来て下さい。

35枚以上のアルバムを残したそうです。 
新しい音楽は聞けないけれど、これだけの音楽を残してくれたので
懐かしくなったら これからもずっと聞きます。

Susumu Yokota & Rothko Distant sounds of Summer.

横田さん、本当にありがとう。
同じ世代に産まれて、横田さんの音楽が聞けてよかった。
ご冥福をお祈り致します。

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